ゴルフを始めたばかりで、まだゴルフ場でプレーをしたことがないと、ゴルフ場を利用する際ものマナーが分かりませんよね。
マナーを知らずにプレーをして、一緒にプレーする仲間に笑われてしまっては、せっかくのゴルフを楽しめません。
今回は初めてゴルフ場でプレーをする方でも、恥をかかなくて済むゴルフ場での基本マナーをお伝えします。
基本のマナーを心得て、思いっきりゴルフのプレーを楽しんでください。
ゴルフ場におけるNG行動とは?
まずはゴルフ場でやってはいけないNG行動をお伝えします。
決してしてはならないNG行動とは、以下の3つです。
- 時間を守らない
- プレーを妨害する打ち込み、素振り
- スコアを改ざんする
それぞれ解説いたします。
1.時間を守らない
ゴルフで時間を守らないことは重大なマナー違反です。
自分の前にスタートする組を急かすことなく、自分のプレー後にスタートする組のプレー時間に遅らせることのないように余裕を持ちましょう。
また、自分が打つ番になってからクラブを選ぶのではなく、あらかじめ準備して自分の番を待つようにして下さい。
もちろん、プレー当日に遅刻するのは、もってのほかです。
2.プレーを妨害する打ち込み、素振り
自分の前にスタートした組への打ち込みは絶対にしてはいけません。
万が一、ボールが当たるようなことがあれば一大事になりかねません。
それでも思いがけず人がいるところにボールが飛んでしまったら、大声で「ファー」と叫んで危険を知らせるようにしましょう。
また、他人がこれから打とうとしているそばで素振りをするのもNGです。
あなたの動きや素振りの音が、集中している人の邪魔にならないようにしましょう。
3.スコアを改ざんする
スコアを改ざんすることは、ペナルティを与えられる重大な違反行為です。
ゴルフの試合にはたいていの場合、審判がつかないので、スコアは本人の自己申告を信頼するしかありません。
2017年には、スコアの改ざんをおこなったとして、20歳のプロゴルファーに対して、10年間の出場停止処分が下されました。
つまりスコアを改ざんすることは、非常に厳しい処分を下される違反行為なのです。
もしスコアのつけ方について不明なことがあれば、経験者の人に必ず確認した上で、正しいスコアをつけることを心がけましょう。
決してスコアの改ざんはしないでくださいね。
ゴルフ場におけるマナーについて
次にゴルフ場で守るべきマナーについてお伝えします。
以下にあげる5つを意識して守れば、ゴルフ場で恥をかくことはありません。
- ゴルフ場での正しい服装とは?
- グリーン上におけるマナー
- バンカーにおけるマナー
- スロープレーを避けるために
- クラブハウスにおけるマナー
ひとつずつ解説いたします。
1.ゴルフ場での正しい服装とは?
ゴルフ場によっては、あらかじめ服装のルールが定められているところがあります。
自分が行く予定であるゴルフ場のホームページを確認し、服装のルールについて記載があれば、その通りに従いましょう。
特に服装について記載がなかったからと言って、自由な服装が許されるわけではありません。
ゴルフ場での正しい服装は以下の通りです。
- 襟付き、袖付きのシャツ(ポロシャツなど)
- チノパンなどのコットンパンツ(ジーパンはNG)
- ゴルフ用シューズ
- 帽子(キャップ、サンバイザーなど)
トップスは必ずズボンの中にしまい、ベルトを着用しましょう。
ゴルフ場は芝生をいい状態に保つ必要があるため、ゴルフ専門のシューズを用意するのが無難です。
2.グリーン上におけるマナー
グリーン上は特に芝をデリケートな状態に保っているため、パターのみしか使用できません。
その他にグリーン上で注意しなければならないのは、以下の3つです。
- 走り回らない
- 他のプレーヤーのライン上を踏まない
- フラッグはカップから抜き、グリーンの外に置く
また、パッティングの際の目印としてフラッグを使用したい場合は、近くの人にボールがカップに入る前にフラッグを抜いてもらうように頼んでおきましょう。
3.バンカーにおけるマナー
できればバンカーにボールを打ち込まないのが理想ですが、万が一ボールがバンカーに入ってしまった時のために、バンカーにおけるマナーも心得ておきましょう。
バンカーにおけるマナーとしては、次の2つを守るようにしてください。
- バンカーに入る時は後方から入る
- バンカーからボールを打った後は、必ずバンカーをならしておく
4.スロープレーを避けるために
ゴルフではスロープレーを避けなければいけません。
スロープレーとは、1回のプレーに時間をかけすぎてしまうこと。
ゴルフは1ラウンド5時間以内、ハーフラウンドは2時間〜2時間15分以内に終えるという目安時間が設定されています。
自分の間合いでプレーするスポーツであるゴルフを時間通り終えるためには、ひとりひとりの努力が重要になってきます。
集中するための時間を短くすることを意識し、少しでもプレー時間を短くできるように努力しましょう。
5.クラブハウスにおけるマナー
クラブハウスを利用する際も、ゴルフが紳士のスポーツであることを忘れないでください。
多くのクラブハウスには、ロッカーや浴室、レストラン、ショップが備えられています。
帽子やサングラスは外し、靴の泥を落としてから利用するようにしましょう。ゴルフ場のコースではないからと言って、だらしない服装や行為をすることは絶対にやめましょう。
紳士であることを心がけ、恥ずかしくない服装や振る舞いでクラブハウスを利用してください。
万が一の事故を防ぐためのマナー
同伴プレーヤーがショットを打つ際に、極端に近づくのは大変危険です。
ゴルフの事故で一番怖いのは、打球が頭部に直撃することです。
過去には死亡事故の例もあります。
これから打つプレーヤーに、むやみに近づくのはやめましょう。
また自分が打つ側であれば、周囲の人に打球を当てないように充分注意してから打つようにして下さいね