せっかくボールを飛ばせるようになったのに、まっすぐに飛ばずに曲がってしまうことでお悩みの方は多いのではないでしょうか?
右打ちの場合、左にボールが曲がってしまうことを「フック」といいます。
今回はフックの原因と改善方法についてお伝えします。
なぜフックが起こるのか、どんなことに気をつければフックにならないか、この記事を参考にして実践してみましょう。
フックが起きる原因は?
ボールがまっすぐに飛ばずに曲がってしまう場合は、身体が力みすぎていることがほとんどです。
「まっすぐ遠くにボールを飛ばしたい!」という思いが強すぎて、身体がガチガチにこわばっていないでしょうか。
フックになりやすい原因としてあげられるのが以下の3つです。
- クラブフェースが左に傾いている
- グリップを強くにぎりしめている
- 手首を返しすぎている
それぞれ解説いたします。
1.クラブフェースが左に傾いている
右打ちの場合、クラブフェースが少しでも左に傾いた状態でボールに当たってしまうと、フックになりやすいです。
通常ボールの中心に対してクラブフェースが90°の角度で当たると、まっすぐ遠くにボールを飛ばすことができます。
ショットの時、クラブフェースが左に傾いていないか、注意して確認してみましょう。
2.グリップを強くにぎりしめている
グリップを固く強くにぎりしめることも、フックの原因です。
グリップをにぎる際、小指をグリップに巻き付けるようににぎっていないでしょうか。
小指がグリップを一周するくらいにぎっていると、力が入っている証拠です。
小指をグリップに巻き付けすぎていないか、意識してみてください。
3.手首を返しすぎている
打ち終えた後、左の手首を返しすぎていると、ボールが強く引っ張られ、左にフックする原因となります。
ショットを打ち終わった後、左手の手のひらを後ろに逸らしすぎていないでしょうか。
手首を極端に後ろに逸らしてしまうと、ボールを引っ張る要因になります。
手首の関節がやわらかい人は、手首を返しすぎないように意識しましょう。
以上、フックになりやすい原因3つでした。
あなた自身に当てはまる項目はありましたか?
もし身に覚えがある方は、ショットを打つときにフックの原因となる行為をしていないか、念入りに確認してみてください。
フックを改善する方法
続いてフックを改善する方法についてお伝えします。
前章でお伝えしたフックの原因となる行為とあわせて、確認していきましょう。
フックを改善する方法としては、次の3つがあげられます。
- クロスハンドにする
- 手首とクラブの角度をキープする
- 身体全体を使って打つ
1.クロスハンドにする
クロスハンドとは、左右の手を入れ替えてグリップをにぎることです。
右打ちの場合、通常は左手が上、右手が下の状態でショットを打ちますが、この手を入れ替えるのです。
つまり左手が下、右手を上にしてグリップをにぎります。
非常に持ちにくい、不自然な状態だと感じるはずですが、クロスハンドにすることで手を反対にすることに意識が向くので、力強くにぎることができなくなります。
余計な力が入らない状態でショットに臨めるので、手や身体がこわばらずに済みます。
試してみると変な感じがしますが、手と身体の緊張をとるためにクロスハンドの状態でショットの練習をしてみましょう。
2.手首とクラブの角度をキープする
手首とクラブの角度はショットの前からボールに当たるインパクトの瞬間、そしてショットの後の、最初から最後まで一定の角度をキープします。
ショット前やインパクトの瞬間、ショットの後で手首がフラフラ不安定になってしまうと、ボールを飛ばすための力も安定しません。
手首とクラブの位置関係は最初から最後まで変えないように注意してショットしてみてください。
3. 身体全体を使って打つ
ショットを打つ際には、身体全体を使って打つことを意識してください。
ショットを打つとき、腕の力のみで打とうとせずに、肩の動きや腰の回転にも注意を向けましょう。
腕の力だけでボールを飛ばそうとするのではなく、身体全体を動かして全身の力をボールに加えるようにすると、ボールがまっすぐ遠くに飛ぶようになります。
ショットの際は身体全体を使うことを忘れずに意識しましょう。
今回は、フックの原因となる3つの行為と、改善方法3つをお伝えしました。
まずは自分がショットのときに原因となる行為をしていないかを確認してみてください。
その上で改善方法としてお伝えした3つを意識して実践してみましょう。